2015年06月20日

父、無事。

結局、父の状態は悪くない。昨日病院に行ったらちょうど主治医の先生が通りかかり、説明してくれたところでは、憩室という腸壁の外側に飛び出した粘膜の瘤に血が溜まって、それが出てきたらしい。検査の時点ではすでに出切ってしまって、検査のために経口腸洗浄したのでもはや出血の痕跡すらなくなっているようだ。そして
「腫瘍とかもありませんので心配ないですよ」
とのこと。やーそれは嬉しい。


本人がもちろん一番ホッとしただろう。彼は81歳の今でも仕事を続けていて(幼稚園で音楽を教えている)、それが楽しくてしょうがないらしい。だから今回、あえてそれまで口にしていなかったが、たとえ回復したとしても仮に入院が長引いて仕事を休むことになったら、さすがに高齢なので幼稚園の方でも後継者養成をしつつあるらしく、それに園としても爆弾抱えてるようなもので気が気じゃないだろうから、引退せざるを得なくなった可能性大。それを彼は一番恐れている。
だから、ほんの1週間以内の入院で済み、とりあえず大きな問題もないことがわかってほんとに良かった。彼は入院したことは仕事場に言ってないし。

出血が多くてフラフラした、というのも、実は不安のせいだったろう。新たに出血したわけではなく、溜まっていた血が出ただけだったのだから。とはいえ貧血気味なのは以前からで、今回は結局はその治療ということになったのだが、いい機会だった。

彼はめちゃめちゃ不安だったはずだが、そういうことは一切口にせず、いつものように機嫌よくしていた。内視鏡検査のとき痛かったらしいが、
「あいたたたー大変だ、病院行かなきゃ」
とか言って看護師さんたちを笑わせていたらしい。まだ良い結果が分かる前のこと。彼は別に言霊だの何だのとか用語?なんぞ知りはしないと思うが、ずっと基本的にネガティヴなことは口にせず、常に機嫌よくしている人で、私はつくづくこの人の娘で良かったと思うし、永遠でないことは分かっちゃいるが、まだまだ元気でいてほしいと祈り続ける。


父の病室は4人部屋だが、隣のベッドのおじいちゃんが、四六時中声を出しているので眠れないらしい。なにを言ってるかというと、看護師さんを呼んで

「もしもーし…もしもーし……もしもーーし!!」


ナースコールのことは当然教えているのに、使わないのだとか。ずっとそうやって呼び続ける。看護師さんも、重大問題でないのがわかっているのでなかなか来ない。だから延々と呼び続ける。


看護師さんが来ても、なにを要求したいのか、要領をえないのである。ひとしきりなだめて看護師さんが去っても、また5分とおかず、「もしもーーし」が始まってしまう。かなりしばしば看護師さんがキレ気味になる。
「だから!いったい何をしてほしいの?!」
「それが…自分でもよくわからなくて…」


私は2時間ほどしかいなかったけど、かなり気が狂いそうになった。隣のベッドにとりあえずまだしばらくいなくてはならない父はたまらんだろう。身体状態はよくなってもノイローゼになりかねない。



とはいえ、彼が不安で寂しいのだ、ということはよく分かる。それは看護師さんだってわかっているだろう。けど対応しきれるわけがない。どうやら本格的に寝たきりで、トイレも行けずオムツ状態、それでもトイレに行きたいとか訴えている。


胸が痛む。
怖くもなる。


父は自分の心配がとりあえず去ったら、お前たちが心配になってきた、と言い始めた。そうだよね。私も弟もシングルで子供はいない。父には私と弟が代わる代わる付き添うけど、私たちにはそういう存在はないのだ。このおじいちゃんみたいになってしまうのかも。



でも、どうにかなるよ。とりあえず今心配してもどうしようもないんだし。思考が現実化する、という説を私はかなり信じているが、不安になって暗い想像をすればするほど、そっちにいってしまうから。



現実から目をそらしてる、わけじゃない。だってその不安や、未来への暗い予測だって「現実」じゃないのだ。見ないふりして、忘れようとして、浮かれているわけじゃない。
今できることをするしかないから。お金だけが「財産」ではないし。



でもまあ、父を不安にさせてしまうのも親不孝なことではあるね。と少し凹む。けど、そう、あなたの娘も息子もまだまだ不安な奴らなんですよ。安心して死ねないんだから、まだまだ生きててくんなきゃダメってことなのよ。目指せ日野原重明。百過ぎても現役で!


iPhoneから送信


posted by おーゆみこ at 09:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ■日々つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

昨日、父緊急入院。

昨日、父緊急入院。
下血が続いて、かかりつけの医者に行ったら、大きな病院へ行けと。
たまたま私も時間のある日だったので、付き添っていく。
本人は特に痛いとか痒いとかないのだが、けっこう出血が多かったためフラフラしている。とはいえ自分で歩ける状態なのでタクシーにて。
そしたらその場で入院てことになり。あらららら。
  
昨日は慌ただしく検査検査。私は仕事を休めないので、弟に早退してきてもらい2時頃にバトンタッチ。父はまあ、元気な様子ではあった。
  
 
今朝、しかしさすがになにやら不安に襲われ、ドキドキしてきた。それで二番寝したら凄く嫌な夢まで見てますます不安に。久しぶりに天使にお願いモード。どうか父を守って。
面会は3時以降となっているが、不安でたまらないので、昨日そのまま入院したので何も準備がなかったから(とはいえ寝間着とかはレンタル強制)身の回りのものを色々届けるってことで朝イチで行くか、と思っていたところに本人から電話。
  
結局とりたてて大問題ではなく(たぶんポリープ系)出血は止まっているので貧血の治療をして1週間程度で退院できるだろうとのこと。とりあえずはほっとする。
  
  
電話で細かく持ってきて欲しいものの指示と、それからゴミ捨て方法の指示がこれまた細かく。父はゴミを捨てるという行動にやたら情熱が(^_^; これでもかこれでもかと小さくする。ゴミ箱があふれそうになっていたのに、父が作るゴミ袋はびっくりするほどちっちゃーーくなってる。安心したのでぞんざいになって
「はいはいはいはい、わかったわかった、はいはーい」
と聞き流し、たぶん父が作るよりは3割増しぐらいの大きさのゴミ袋を仕立てて捨てに行く。
今日もいい日だ。
  
  
ちなみに上述の嫌な夢、も今思い返せば「変な夢」。
私が寝てたらとつぜん、窓からどやどや人が入ってくる。しかも花嫁と花婿さんまでいる。なんだなんだ。そして彼らは突然ひとんちの居間に居並んで、結婚式を始めるではないか。なんだなんだなんだ。そしてテレビクルーがそれを撮影している。普通の家に上がり込んで結婚式をしてそのままそこで生活する、という企画なんだとか説明される。はああああ? とは言いながらそのカップルについ拍手までしている私。そして、ふーむ、父が入院していなくて寂しいから、だれか人がいるというのはそれはそれでいいかも、とか思ってしまう私。
ところがそこへ突然父が帰ってくる。なんで帰ってきたのかはよく分からない。
父がいるとなるとこの状態はまずい、と思う私。けど彼らは構わず、ひとんちの家具を勝手に動かし、それを運び出して、しばらくの間テレビ局の方で預かるからとか言ってる。それでも、ああ、ずっとしなきゃと思ってた整理ができていいかも、とか、なんかあくまでポジティブな?(^_^; 私。いやしかし新婚カップルが隣の部屋に暮らしてるってどうなのよ、とも思ったり。
  

けれど帰ってきた父がなぜかだんだん弱っていく。それで必死で彼の足や腕をさすって元気にさせようとする私。そんななかで父は私に、

  

「きょうお前パンツ何色?」
  

とか聞くのである((^◇^;) 普段はそんなことを言うことはありえない、そういうタイプではまっっっったくないです、念のため)。
何言ってんだこのヒト、と思いながらも、死んじゃだめ〜!と必死ですがる私。
  
そこで目覚め、最後のシリアス(じゃない!)場面の印象でますますの不安と恐怖にとりつかれでドキドキしてたわけですが。
そこにまもなく電話がかかってきたのでほっとして、ほっとしてみたら、どこもシリアスでないおバカな夢だった。


iPhoneから送信
posted by おーゆみこ at 09:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ■日々つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。