2009年05月14日

スーザンとポールと子供たち(ネットサーフィンが止まらない…)

来る日も来る日もPCに張り付いて、「作業」するつもりが、とある1日、とあるサイトがきっかけでネットサーフィンから抜けられなくなっていた。

おおもとは、「スーザン・ボイル」である。そもそもは朝日新聞にも記事があったので興味を持った。ただ「47歳の歌姫」なんぞというキャプションがつき、47歳にして歌手デビュー!みたいなことを言っていたので、内心ほんの少し「むっとして」もいたのだが。47歳ごときをそんな年寄りみたいに言うなよ!
その後しばらくその記事も忘れていたのだが、学校で生徒さんが話題にしたので思い出し、You Tubeで検索してみた。

歌は心【完全版】/スーザン・ボイル (日本語字幕つき)

You tubeの埋め込みは好きじゃない(それにこの動画は埋め込み無効になっている)のでリンクで飛んでください。



なるほど。
いろいろな人の感想を読みたくなり、さらに検索したりしはじめる。
彼女については、素直な感動の声も大きいが、
「審査員の反応が露骨すぎる、やらせじゃないのか」
という声もあるようだ。
私も始め、たしかに最初の審査員の反応があまりに露骨に「バカにしている」のが不自然に思えたのだが、他のサイトを見ていくうちに、彼らはそもそもものすごく「辛口」で有名なのだと知った。パフォーマンスの内容ばかりか、容姿も年齢も容赦なくボロクソに言われて不合格になる出演者の方が多いのだそうだ。とあるファミリーが出ていた場面も見たが、非常に美声の長男くんのことは褒めていたが、父親のことはボロクソでお父さんの立場も権威も知ったこっちゃないって感じだった…が、まだそんなのはいい方らしい。

そう知ってみると、この露骨なほどのバカにした態度も、そしてその後歌を聴いてからの変化も、必ずしも「やらせ」や演出ではないのかもしれない(言い切れないが…)。

スーザンさんに対しての賞賛以外の意見としては、話題になったのはむしろ容姿が人並み以下(失礼…)だったからこそであって、ごく普通の見た目や年齢であればたいして評価もされないのでは、というものもあった。

それはある意味言えていると思う。
ギャップにこそインパクトがあったのである。
百戦錬磨のプロデューサーとしては、たとえ事前に打ち合わせた「やらせ」ではなかったとしても、歌を聴いてこのギャップを認識するやいなや、それをさらに盛り上げようと瞬時に計算して、めったにしないスタンディングオベーションなどを「演出」してみせたかもしれない。

だが、それだけではやはりない。
歌手としてデビューするなんて夢のまた夢であったような彼女の境遇こそが、今の彼女の歌に深みを与えているのだ。いろいろな意味で恵まれなかったことこそが恵みであったのだ。

この予選オーディションでの彼女の選曲もまた凄みがある。夢を見たけれど叶わなかった…という内容で、彼女の境遇でその曲を選んだこと、そして歌う前にはまるでバカのようにふるまいむしろ自分の「ダサさ」を強調さえしてたように思える態度であった…ことには、彼女自身にもまたそれなりの野心や覚悟があったのかも、とも思わせるものがある。
しかしそれは、なんというか、神様が耳元で囁いた…というイメージだ。
「さあ、今こそ、行きなさい!行ってあなたのすべきことをせよ」
(…どこかで聞いた台詞?)

ここまでくると、たとえその「ギャップ」こそが話題の中心であったとしても、単なるイロモノ、話のタネ、以上のものが確かにあるのだと思える。


さて、この彼女が挑戦したイギリスのオーディション番組には他にも数々の話題があるようだった。スーザンの話題から必然的に導き出されるのは、同じように冴えない(いや、冴えないどころか、かなり不幸な)男が一夜にしてオペラの大スター歌手に変身した、ポール・ポッツの話である。

スーザンはまだシンデレラストーリーの途上にある(あと2週間ほどした5/30にこの番組の年間決勝があるそうだ)のだが、ポール・ポッツはすでに「成し遂げた」。愛くるしい容姿と天使の歌声で人々を恍惚とさせた6歳の少女コニー・タルボットと同じ2007年の決勝大会で優勝し、CDを出し、またたくまに世界的オペラ歌手として有名になった(来日もしていて、CMにも出ているらしい)…が、彼がその年のオーディションに初めて出場したとき、彼は一介の携帯電話セールスマンで、容姿もものすごくダサかったのだ。
審査員はこのときも露骨に鼻で笑うような表情でこのダサいセールスマンを迎えた。ところが…。

冴えない男の才能が発掘されたとき

めざとい日本のマスコミがこれを見逃すはずもなく、
アンビリーバボー
でもその話が紹介されたらしい。

私はこの番組の放映当時は全然知らなかったのだが、今さら見て、不覚にも泣いてしまったではないか。

泣いたのはもちろんその話自体が感動的だからでもあるが、この歌手の声がまたいいのである。これまた、苦労をしたからこその、優しさと謙虚さと、かつ潜在的(だった)自信が現れているように思える。これまたスーザンのときと同じように、彼の耳元で神が囁いたのだ。
「さあ、おまえの準備が整った。やっと時がきた。世界がお前の歌うのを待っている」

…てなことでこういう動画を見たり、感想や経歴を検索していたりするうち、まさにサーフィンのごとく、次から次へと興味深い話を見つけて、止められなくなってしまった。
上にも書いたコニー・タルボットちゃんは(この番組では私自身はさほど感動もしなかったのだが)年間優勝の栄誉こそポールに譲ったものの、この後注目され、すでにCDなどもリリースしているし、いろいろな番組にも出演しているようである。自信をさらにつけたのか、どんどん上手くなっていて驚く。
Connie Talbot - Walking in the Air

子供シリーズではこんなのも。
4歳でクールなアコーディオン
この男の子Hunter Hayesは当時4歳だったが、今は17歳ぐらいになっていて、すでにプロミュージシャンとして活躍しているらしい。

こちらも。
3歳のバイオリニスト
アキム・カマラくん、可愛いすぐる!
始めに(終わってからも!)「ウォーター・トリック」を一生懸命やってみせるところが可愛くて萌え死ぬ。演奏中に音が外れてちょっと恥ずかしげに笑うところも萌え死ぬ。観客が喜んでいるのを見て嬉しそうな顔になるところも萌え死ぬ。かわい〜〜〜〜。観客は何人も、笑いながら涙ぐんでいたようだったが、私も笑い泣きしてしまったよ。

だが彼はその2年後にはこの堂々たる上手さ。
5歳のアキムくん
それでもやっぱり可愛い!とはいえ表情は俄然りりしくなっていて、大物の風格さえ。でもAndre Rieuは彼を"adorable creature"(愛らしい生き物)と言ってましたね、いや同感。
ほかにも幼い天才たちの動画はいくつか見たが、アキムくんが一番可愛い!! まったく嫌みがないしね。幼児であっても、チヤホヤされているうちに「どう?あたし上手いでしょ?天才でしょ?」みたいな空気を醸し出して(たぶんそれは親が悪い…)いるように見えてしまう子もいるのだが…。

(ネットサーフィンネタまだ続きます)


posted by おーゆみこ at 15:15| Comment(4) | TrackBack(0) | ■日々つれづれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
このところ連続で失礼します(^^;
スーザンさんのYou Tubeにはかなり感動してしまいました。歌にパワーと真実があった。夢破れての歌なのに清清しかった。
とにもかくにも、勇気を出して出演してくれてよかったと思ってます。
Posted by 葉手名 at 2009年05月16日 11:20
スーザンのあのときのあまりの「垢抜けなさ」は、むしろなんだか「童話チック」でさえありましたね。絵本に出てきそうな。
あのあと眉を整えたりしちゃって、中途半端に変身しようとしているので、審査員だったサイモンはちょっと困っている(?)みたい。

Posted by おーゆみこ at 2009年05月16日 23:32
ここ10年くらいテレビをあんまり見なくなりましたし、最近は、朝晩のニュースを横目でしか見ていない…。
で、ここで、スーザンさんの動画見てたら、ばあちゃんが後ろからこの人知ってる!って言われました(笑)

何だか泣きそうなくらい歌が上手い!(見た目とのギャップとかが感動を呼ぶのか?)
上手い人の歌声は感動させてくれますね〜。

しかし、私、世間に疎くなってるかも〜マズイ☆

Posted by エツ at 2009年05月19日 21:28
私もテレビ見ないんで世間にはかなり疎いです。
とくに民放を見ないからコマーシャルとか全然知らず、芸能人の名前と顔も一致しない…。
Posted by おーゆみこ at 2009年05月25日 18:55
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。