「かんぱーい」
「俺ら飲んでばっかやな」
「おーゆみこの発想が貧困だからな」
「まあ、今日はわざわざミニチュア専門店まで行ってこのビール手に入れてきてくれたらしいし」
「これ一つ270円だったらしいで」
「俺ら1体108円やん」
「ビールの半分以下かよ」
「orz」
「orz」

「……ま、気をとりなおして。今日はちゃんと俺ら用のつまみもあるで」
「なんやこら」
「おでんと、ほうれん草のおひたし」
「おーゆみこ作ってくれたんか。嬉しいのー」
「でも作ったの30年前らしいで」
「……賞味期限どころか消費期限過ぎまくりやろ!」
「でも30年前にもこんなん作ってたちゅうことで、ある意味納得てとこもあるな」

「しかし話は変わるけど、俺ら手が塞がっとるから」

「……文字通り塞がってるな」
「ビールとか実は持ててないよな」
「貼っつけられて(笑)」
「そこんとこもどーにかしてもらわんとのー」
「それもそれなりにやる気出しとるみたいだけど、難しいとこもあるみたいやで。それ考え過ぎて電車乗り過ごしたりしてるて」
「俺の腕も作ってくれるんかのー」
「飽きないうちにやってもらわんとな」
「お、写真やで。カメラ目線カメラ目線」
「へーいかんぱーい!」

※へんな関西弁もどきは、彼らが関西出身という設定ではなく、オモロイ事言おうと思うと関西弁もどきをつい使いたくなる東京近郊人てことです。
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